大阪中之島美術館『没後50年 福田平八郎』

2024.01.17

大阪中之島美術館『没後50年 福田平八郎』

福田平八郎《漣》 重要文化財 昭和7年(1932)大阪中之島美術館 

※4/9(火)~23(火)の期間、作品保護のため《漣》(重要文化財)の展示を一時休止します。4/24(水)から展示を再開し、その後5/6(月・休)の閉幕まで展示します
関西では17年ぶり、大阪の美術館で初めてとなる日本画家・福田平八郎(明治25年[1892]~昭和49年[1974])の大規模回顧展。大分市に生まれ、大正から昭和にかけて京都で活躍した平八郎は、近代日本画の新境地を拓いたとされる《漣(さざなみ)》(重要文化財、大阪中之島美術館蔵)をはじめ、色や形、視点や構成に工夫を凝らした数々の作品を発表し、独自の芸術を確立。
本展では、《漣》や《竹》(京都国立近代美術館蔵)、《雨》(東京国立近代美術館蔵)などの代表作を含む、初期から晩年までの優品120件以上が一堂に揃う。※会期中に展示替えがあります

福田平八郎《竹》昭和17年(1942)京都国立近代美術館(後期展示:4/9から)

見どころは、近年修復が完了した《雲》。大分県立美術館以外では初の公開となる。
また《漣》をはじめ、平八郎が幾度も追究した「水」の表現に注目し、関連作品などを特集して展示。平八郎がなぜ水の表現に魅せられたのか、なぜこの作品を描いたのか、その理由を浮き彫りにする。
そのほか、「写生狂」を自称するほど、どこへ行くにも写生帖を持って出かけた平八郎の、瑞々しい感動を伝える写生帖や素描を本画と合わせて紹介。天才と言われた画家の創作の秘密に迫る。

福田平八郎《素描(紙テープ)》昭和30-40年代 大分県立美術館

【関連イベント】
■特別講演会「「写生狂」福田平八郎の画業」
2024/4/7(日)14:00~15:30予定(開場 13:30)
大阪中之島美術館 1階ホール
登壇者:吉田浩太郎(大分県立美術館 主幹学芸員)
聴講無料・定員150名・事前申込不要
※本展覧会観覧券(利用後の半券可)提示が必要です

■講演会「《漣》誕生の秘密」
2024/3/20(水・祝) 14:00~15:30予定(開場 13:30)
大阪中之島美術館 1階ホール
登壇者:林野雅人(大阪中之島美術館 主任学芸員)
聴講無料・定員150名・事前申込不要
※本展覧会観覧券(利用後の半券可)提示が必要です


期間: 2024/3/9(土)~5/6(月・振休)※会期中に展示替えがあります
[前期]2024/3/9(土)~4/7(日)[後期]2024/4/9(火)~5/6(月・振休)
休館:毎週月曜 ※ただし、4/1(月)、4/15(月)、4/22(月)、4/29(月・祝)、5/6(月・振休)は開館
時間: 10:00~18:00(入場は17:30まで)
会場: 大阪中之島美術館 4階展示室(大阪市北区中之島4-3-1)
料金: [前売]一般 ¥1600、高大生¥800、中学生以下無料
2枚セット券 ¥3000(一般2枚セット券・前売期間のみ販売)
※前売券は2024/3/8(金)23:59まで販売
[当日]一般 ¥1800、高大生¥1000、中学生以下無料
問 : 06-4301-7285(大阪市総合コールセンター 受付時間 8:00~21:00/年中無休)
URL: https://nakka-art.jp/exhibition-post/fukudaheihachiro-2023/

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国立国際美術館 特別展「梅津庸一 クリスタルパレス」
国立国際美術館 特別展「梅津庸一 クリスタルパレス」
6月 4 – 10月 6 終日
国立国際美術館 特別展「梅津庸一 クリスタルパレス」
美術家・梅津庸一(1982-)の、2000年代半ばより始まる仕事を総覧する、国公立美術館では初となる大規模個展。 梅津庸一は、油彩による裸の自画像、多彩な抽象ドローイング、映像、陶芸、版画などの作品をとおして、日本の美術(制度)史への愛憎半ばする批評的態度を表明してきた。さらに、その活動は作品制作だけにとどまらず、私塾の開設や、展覧会の企画、非営利ギャラリーの運営、批評テクストの執筆へも展開している。 そんな彼の多種多様な活動を貫いているのは、「この国で美術家として生きることはいかにして可能なのか?」という問いである。大学における造形教育や、アートマーケットのありかた、また制作を下支えする産業構造など、美術をめぐる諸制度にたびたび批判を加えてきた梅津は、いつもこう自問してきた。本展覧会は、そんな梅津からの問いかけを起点に、「人がものをつくる」という行為の可能性について根本から再考することを目指す。 開催期間: 2024/6/4(火)~10/6(日) 休  館:月曜 ※ただし、7/15(月・祝)、8/12(月・振休)、9/16(月・祝)、9/23(月・振休)は開館し、7/16(火)、8/13(火)、9/17(火)、9/24(火)は休館 開催時間: 10:00~17:00 金・土曜は20:00まで ※いずれも入場は閉館の30分前まで 開催場所: 国立国際美術館 地下3階展示室(大阪市北区中之島4-2-55) 料金: 一般1200円、大学生700円、高校生以下・18歳未満無料(要証明)・心身に障がいのある方とその付添者1名無料(要証明) ※金・土曜の17:00~20:00は夜間割引料金(一般1000円、大学生600円) 問合せ先 06-6447-4680(代表) イベントWEB/SNS: https://www.nmao.go.jp/events/event/202400604_umetsuyoichi/  
大阪くらしの今昔館 企画展「レトロ・ロマン・モダン、乙女のくらし」
大阪くらしの今昔館 企画展「レトロ・ロマン・モダン、乙女のくらし」
7月 13 – 10月 14 終日
大阪くらしの今昔館 企画展「レトロ・ロマン・モダン、乙女のくらし」
明治から昭和にかけて、女性たちの暮らしがより活動的に変化するに伴い、服装も着物から洋服へ、髪型は日本髪から束髪を経て断髪へと変容し、「モダンガール」と呼ばれる新しい女性像が展開した。特に女性の化粧方法も変化し、多種多様に商品開発され、当時の女性たちに好まれたパッケージのデザインは、その時代の雰囲気をよく表している。 本展では近代の商業デザインの研究家である佐野宏明氏のコレクションを中心に、「レトロ・ロマン・モダン」と呼ばれる大正時代前後の化粧品や薬など生活雑貨のパッケージ、雑誌や商品広告などを展示し、当時の女性の暮らしとその中にある美意識を探る。 開催期間: 2024/7/13(土)~10/14(月・祝) 休  館:毎週火曜、9/2(月)~6(金)常設展展示替えのため休館 開催時間: 10:00~17:00(最終入館16:30) 開催場所: 大阪市立住まいのミュージアム 大阪くらしの今昔館(大阪市北区天神橋6-4-20 住まい情報センタービル8階) 料  金: 企画展のみ500円 問合せ先: 06-6242-1170/konjaku@osaka-jk.or.jp WEBサイト: https://www.osaka-angenet.jp/konjyakukan/  
山王美術館 開館15周年記念展 「コレクションでつづる 藤田嗣治・佐伯祐三・荻須高徳展 -パリを愛し、パリに魅了された画家たち-」
山王美術館 開館15周年記念展 「コレクションでつづる 藤田嗣治・佐伯祐三・荻須高徳展 -パリを愛し、パリに魅了された画家たち-」
9月 1 2024 – 1月 31 2025 終日
山王美術館 開館15周年記念展 「コレクションでつづる 藤田嗣治・佐伯祐三・荻須高徳展 -パリを愛し、パリに魅了された画家たち-」
2024年に開館15周年を迎える「山王美術館」で「山王美術館 コレクションでつづる 藤田嗣治・佐伯祐三・荻須高徳展」を開催。 15年前の開館記念展と同タイトルを掲げた本展覧会。当時より当館の主要作家である、「藤田嗣治」、「佐伯祐三」、「荻須高徳」の新たに加わったコレクションを含む当館所蔵の作品群より選りすぐりの作品を展示。 藤田、佐伯、荻須の3人は時期は異なるが、ともに東京美術学校(現・東京藝術大学)を卒業後パリに渡り、パリを中心に活動し、独自の画風を築き上げたことに共通点が見てとれる。展示室3フロアで構成された本展覧会は、1フロア1作家の作品展示をすることで、より深くそれぞれの作家の生涯や画風の変遷を知ることができ、鑑賞を進めることで3人の世界観の違いを味わうことができる。また、お互いの交友関係にも注目し、同時代に生きた画家たちの関係性をより深く紹介。パリを愛し、パリに魅了された3人の画家たちの芸術の世界を堪能しよう。 開催期間: 2024/9/1(日)~ 2025/1/31(金) 休館:火・水曜、12/29~1/2 開催時間: 10:00~17:00(入館は16:30まで) 開催場所: 山王美術館(大阪市中央区城見2-2-27) 料金: 一般1300円、高大生800円、中学生以下500円(保護者同伴に限り2名様まで無料・要学生証提示) 問合せ先 06-6942-1117 イベントWEB/SNS: http://www.hotelmonterey.co.jp/sannomuseum  
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